おいしそうな群れ
日中26度まで気温が上がり、羽虫がたくさん空気中に見えます。
セイヨウマルハナバチの「ブ~~ン‥ 」という羽音も耳につき、彼らはせっせと密集めに勤しんでいます。
だいぶ前から気になっていたエゾサンショウウオの卵嚢を見に行きました。
黒い帯状のものが ゼリーからぶら下がって モゾモゾ動いています。
枝をつたっている最中のもいて、
どうやらこの暖かさでふ化したようです。
ふ化したての幼生は、卵嚢の側でじっとしていて 一見オタマジャクシ。
湿原では、 クロユリがもう咲くよーと スタンバイOKに。
森からは、 「 ポポッ、ポポッ ‥‥♪♪ 」
ツツドリが初鳴きとなりました。
先日、シマフクロウの繁殖確認調査に行きました。
フキやバイケイソウが30㎝を超えて、開けたところは黄緑色一色でまぶしいばかりです。
アカハラやエゾムシクイの美声が 葉が出たての樹間から響いてきます。
前方にある大きなミズナラの倒木を「よいしょっ」 とまたごうすると、手を置いたすぐ近くに
立派なシイタケが生えていました。
「おおっ!」
よく見れば、 あっちにもこっちにも!
倒れてもなお、別の役割をはたし、やがては 森の肥やしとなり土にかえる 無駄のない完璧さ‥!
倒木は、シマフクロウの雛にも欠かせません。
彼らが巣立つと、
身を守る大事な 止まり木 として、お役目をはたします。
倒木 様サマです。
調査とともに味わう このさえずりの時期の自然は、
何度訪れても飽きることがありません。
朝5時半。 まだ山の空気はひんやり。0度です。
木々の間を 空気がゆっくり移動するのが 白く目にうつります。
昨日は全国的に夏日の予報で
この辺りでも日中には25℃近くまで気温が上がり、吹く風も
なま暖かい日となりました。
日没を過ぎるころ、
山の空気は、すーーっと 下がりはじめました。
ブーー、ブーー、 チキッ!
ブーー、ブーー、 チキッ!
上空から ヤマシギが鳴きながら通過しました。
オオジシギはこの春、南半球から早めの到着となり、
水たまりのエゾアカガエルの卵が孵り、オタマジャクシになりました。
耳を澄ますと そのほかにも さまざまな鳥の声が
次々と聞こえてきます。4月半ば頃から徐々に役者が揃いだしてきました。4月の森の協奏曲は来月の序奏のようです。
なまの道東の森のハーモニーを体感しにいらっしゃいませんか~~