共存共栄

2009年5月19日 (火)

倒木は大事!?

 先日、シマフクロウの繁殖確認調査に行きました。

フキやバイケイソウが30㎝を超えて、開けたところは黄緑色一色でまぶしいばかりです。

アカハラやエゾムシクイの美声が 葉が出たての樹間から響いてきます。

 前方にある大きなミズナラの倒木を「よいしょっ」 とまたごうすると、手を置いたすぐ近くに

立派なシイタケが生えていました。

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 「おおっ!」 

 よく見れば、 あっちにもこっちにも!

倒れてもなお、別の役割をはたし、やがては 森の肥やしとなり土にかえる 無駄のない完璧さ‥!

 倒木は、シマフクロウの雛にも欠かせません。

彼らが巣立つと、

身を守る大事な 止まり木 として、お役目をはたします。  

 倒木 様サマです。

 調査とともに味わう このさえずりの時期の自然は、

何度訪れても飽きることがありません。

2009年4月 9日 (木)

シマフクロウの春ごはん

 4月に入るとようやく日中はぽかぽか陽気となり12~15度という日も、それでも早朝は ひんやり-2度~0度くらいの日が続いています。昨年は4月1日に異例の大雪となり、体が痛くなるほど除雪作業が大変でした。今年は、このまま春の吹雪もなく冬が終わるのでしょうか。

山間には ミソサザイの美声♪ リズミカルなカラ類のさえずり♪ ケラ類のドラミング♪ 春らしさが増してきました。

ふと、湿地に目をやると エゾアカガエルの卵が ごっそり 産み落とされていました。

アップは、タピオカみたいでおいしそ~20094_070s

いや、キラキラ光ってうつくし~!

昨夜の満月の晩に一気に産卵したようです。

4月に入ってまもなく 森の溜まり水や湿地など水辺から

 キャララ‥ キャララ‥   キャララ‥‥‥ ‥‥ ♪♪♪

と あの高らかな鳴き声が聞こえだしていました。昨年より1週間は早めです。

 やはり 北海道の東の端も 今年は暦が少し早めでした。

 これから本格的な春を迎える北海道。

シマフクロウはこれからのシーズン、主食の魚と同様にたくさんのエゾアカガエルも食べます。

主食の魚が産卵期を迎えるまでの間、ちょうどそれを補うように エゾアカガエルが次々に生まれてくる‥ この絶妙なタイミング!

 はるか昔から続いてきた自然のサイクルがこれからも続きますように。 

2008年7月 3日 (木)

先住民族の英知に

7_2 気温が上がり晴れ上がると、エゾハルゼミの鳴く声が

シャワーのように山から降ってきます。

7月1日から「先住民サミット」が平取町で開幕しました。

4日まで、アイヌ民族や海外からの11カ国の先住民族の方々が集って

7日に行われる北海道洞爺湖サミットに集う主要8カ国の首脳に

民族の回復や環境問題の取り組みを求める提言をまとめます。

どちらの項目も、これからの「人と自然と上手くつきあう」事柄に

深く関係してくるのでしょう。

一道民として、期待を込めて静かに耳を傾けます。

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2008年6月19日 (木)

おいしいモノサシ

 6月に入り数日低温が続いた後、

アゲハもマルハナバチも飛び交うぐらいに一気に暖かくなり、

すっかり草丈も1mくらいまで伸びました。

620080616_008_2  傘にちょうどよいほど茎が伸びたフキは、

風が吹くと一斉に葉がめくれて

ペパーミントグリーンが目の前に広がります。

 歩き進めると、先客ありでした。

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あまり歓迎ではないヒグマの足跡がぬかるんだ地面にくっきりと。

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  川に下りると、目の前に

  なんとおいしそうなアオブキ!

切ったら水がジャーっと出てきそうにみずみずしい。

  ちょうど食べごろなので先客も忙しいようです。

町内のあちらこちらでも、「ヒグマ出没注意○月×日」の看板が 見られます。

地元のネイチャーセンターでは、先月「ヒグマに対してのルール」を学ぶ講座が開かれました。残念ながら参加はできませんでしたが、30人ほどの参加者がいたようです。

同じ土地で暮らしていて、人もクマも旬の食べ物が食べたいのは一緒。だっておいしいですもんねぇ。

であれば、相手の行動をよく理解することが初めの一歩。

 お互いに衝突なくいきたいですから~。

講座はぜひ毎年行ってもらいたいものです。

   もともとこの島・北海道で暮らしていたアイヌは、

 ヒグマをキムンカムイ(山の神)と呼び大切に思っていたそうです。

 昔の人々の暮らしには、人と自然とうまくつきあっていく知恵が

たくさんつまっているようです。

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